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日々の出来事
2023.05.29

フランス革命の精神

看護師の村田です。

今年3月、パリでは年金制度に反対する大規模なデモが起こりました。しかしパリに行ってみると、デモやストライキはしょっちゅう起きています。そしてパリは何度も革命の舞台となってきました。「花の都パリ」とは旅行会社が作った美辞麗句で、その陰でたくさんの血が流されてきたということは、歴史の授業を思い返せばすぐに頭に呼び起こされるはずです。

今回はフランス第五共和政の初代大統領を描いた「ドゥ・ゴール(佐藤賢一著、角川選書2019/4/26)」を紹介します。

シャルル=ド・ゴールはフランス人のしたたかさを具現化したような人物です。今まで私は、彼がいたから今のフランスがある(良しにつけ悪しきにつけ、ですが)と考えていました。しかしこの本を読むと、彼がいなければ今のフランスどころか、地球上からフランスという国が消えていたかもしれないとさえ、感じさせられます。

第二次大戦中、ドイツはフランスのほぼ全土を直接的にも間接的にも掌握します。一方でド・ゴールは、フランス政府を復活させるために様々な策を実行し、最後にはパリへの凱旋を果たします。

普通ならこれで話は終わるのですが、大戦後、ド・ゴールはフランスの国際的な立場を強固なものにし、大国におもねらない今日のフランス独自路線のきっかけを作りました。

壮大な物語なのですが、これがフィクションではないというところにド・ゴールのすごさを感じてしまいます。そして彼の家族もまた、大切な存在としてド・ゴールの心を支えました。

来る7月14日はフランス革命記念日です。その精神は今もフランスの国民に受け継がれているようです。もしかするとフランス革命は今なお続いているのかもしれません。

100年にも満たない昔にこんな大活躍をした人がフランスにいたのだと、じめじめとした季節に痛快な気持ちになれる一冊です。ぜひお試しください。