SAKIMURA GROUP
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VOICE 崎村グループ(﨑村俊裕)理事長×隈研吾氏 特別対談

崎村グループ﨑村俊裕理事長×隈研吾先生対談

対談テーマ

~小田原の未来・若者へのメッセージ~

PROFILE プロフィール

崎村グループ 理事長

﨑村 俊裕

Toshihiro Sakimura

学校法人 崎村学院、社会福祉法人 東洋会 理事長

建築家

隈 研吾

Kengo Kuma

建築家・株式会社隈研吾建築都市設計事務所主宰・東京大学教授

国際建築コンペでの受賞も多く、世界的に注目される日本を代表する建築家の1人。

また建築以外にも、インテリアや家具・食器などのデザイン、ホテルやマンションの監修などにも多く実績を残す。
崎村グループの建築も多く手がけ、地域のランドマークとしての存在感を表している。

【代表作】
M2・水/ガラス・登米町伝統芸能伝承館・馬頭町広重美術館・石の美術館・GREAT (BAMBOO) WALL・サントリー美術館・根津美術館・浅草文化観光センター・国立新競技場

VOICE 崎村グループ(崎村俊裕)理事長×隈研吾氏 特別対談

  • Q﨑村理事長・隈先生にご質問

    隈先生はどのような経緯で崎村グループの建築を手がけられるようになったのでしょうか。

    隈先生:﨑村先生とは、個人的に昔からの親しい友人だったからです。

    﨑村先生:35歳くらいのころ、一緒に仕事をしてからの仲です。それから隈先生に仕事をお願いするようになりました。

  • Q隈先生にご質問

    隈先生が設計された崎村グループの建築物の特徴を教えてください。

    隈先生:建築と植物が一体化した、SDGsの先駆けとなったようなユニークな外壁が特徴です。

    崎村グループ建築物
    崎村グループ建築物
    崎村グループ建築物
  • Q﨑村理事長にご質問

    隈先生が設計された崎村グループの建築物の印象はいかがでしょうか。

    﨑村先生:最初は隈先生が老人ホームの設計をやるとは思いませんでした。たちばなの里新館を建てる時に相談すると「おもしろいからやろう」と言ってくれました。
    酒匂のジョイヴィレッジは、隈先生らしい木目調の広いエントランスが印象的で、地域に開けた施設になっています。

    ジョイヴィレッジ建築物
    ジョイヴィレッジ外観(南側)
    ジョイヴィレッジ建築物
    ジョイヴィレッジ1F エントランスロビー
  • Q隈先生にご質問

    崎村グループ、また小田原の印象を教えてください。

    隈先生:﨑村先生のオープンなお人柄、自然を愛し、食を愛するところで気が合い、尊敬に値する方と思っています。
    小田原は自然が豊かで、歴史も古く、これからの大きな可能性を秘めた場所だと考えています。

  • Q﨑村理事長にご質問

    崎村グループは、誕生(崎村調理師専門学校開学)から50年以上になります。
    これまでの振り返りと、これからの展開や役割、課題についてお聞かせください。

    﨑村先生:私も年をとったので、まずは後継者を育てることが重要。「食彩の介護」がうちの生き方です。
    食と介護の融合。東京にも近く、箱根や熱海などの観光地にも近い小田原で、「食」と「介護」を通じて貢献していきたいと思います。

  • Q﨑村理事長にご質問

    崎村グループが求める人材像(崎村調理師専門学校の学生像・施設のスタッフの人材像)を教えてください。

    﨑村先生:ダーウィンの進化論に「強い者、賢い者が生き残るのではなく、変化できる者が生き残る」という言葉がある。職員に求めることは“時代に対応できる能力”。
    学生たちには、世界に通用するような、外へ出て行けるようになってほしいと考えます。

  • Q﨑村理事長・隈先生にご質問

    お二人はどのような青春時代を過ごされましたか。

    隈先生:中学・高校は湘南で過ごしました。いつも海のそばにいたという記憶です。このことも僕の建築に大きな影響を与えたと思います。

    﨑村先生:私も湘南のにおいを感じる所で過ごしてきました。昔から海の近くで暮らしたいと思っていました。
    夢をかなえるためにも一生懸命に仕事をしようと思ってきました。

  • Q﨑村理事長・隈先生にご質問

    小田原の未来と若者へメッセージをお願いいたします。

    隈先生:先ほど述べたように、小田原は、大きな可能性を持ちながら、これまでは必ずしもその利点を生かしきていなかったようです。コロナ後に、これだけの豊かさに恵まれつつも東京から遠くない都市として、小田原はますます注目されると思いますので、若い人達は、最大限にこの街を生かして欲しいと思います。

    﨑村先生:小田原にはまだまだ文化が足りないと思います。一流とは一流が育てる。それには文化が必要です。
    芸術・音楽、ビジネスも文化。若い人たちにこういった場がありません。私たちの世代や若い人たちが一緒になって文化を作っていきたいと思います。